Profile

私の革との出会いは小学校低学年の頃です。

それは父親から何気なくもらった黒くて小さな革の小銭入れでした。

父親にお使いを頼まれて行くと、お釣りをお駄賃としてもらえました。

すると、小銭が増えるたびにその小さい革の小銭入れの形が変化し、手にしっくりと馴染んでいくのがわかったのです。そして徐々に四隅が擦れ、味が出て、子供ながらに無意識にも愛着を持ってしまったのです。

そこから私の革との出会いが始まりました。